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葬祭ディレクターに聞いてみよう~ドライアイスを使うって?

当然、ドライアイスの処置場所も故人様によって異なります。
お体の状態やご病気についても関係がありますので、よく見極めます。

このドライアイス、私達はブロック状の塊を使用しますが、おおよそ20時間くらいをめどに交換または追加をします。
二酸化炭素でできていますので、気化してなくなってしまうんです。

交換や追加をする際にも、故人様の状態により処置場所を変更します。
そして、納棺をさせていただきます。

納棺されると、私達は少し安心します。
お柩のなかにはドライアイスもいれますので、保冷効果が高まります。
また、お柩の蓋を外すことは、お別れまでほぼないので、中は気化したドライアイスで満たされます。
つまり、お体の変化の要因の一部である酸化が緩やかなので、あまり変化のない状態でのご拝顔やお別れができます。

でもね、納棺されてしまうと、本当に遠くに行ってしまったような、自分達が触れる事ができない領域に行ってしまたような感じになってしまうので、直ぐに納棺はいたしません、よほどの事がない限り。
その間に沢山、声を聴かせてあげて、お体に触れてあげて、身近な時間を過ごして頂けたらなぁと思っています。

ではまた。

  • この記事を書いた人
伊藤 克美

伊藤 克美

「心から故人を偲んでいる」という、「遺族側の心」であり続けます。

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