茶碗を割ることで未練を断ち切るという意味合いも含まれますが
愛知においてはあまりない習慣ではあります。(※諸説あります)
故人様へお供えする「一膳飯」(※お宗派によりご飯のお供えは異なります)においても
弊社では実際に故人様が使われていたお茶碗にご飯を盛り、
中心にお箸を差すだけでなく
そしてお水のお供え用としてお湯呑みをお借りして
お供えをさせていただいております。
やはり、実際に愛用されていたお茶碗はその方「らしさ」がでるものです。
可愛らしいお茶碗から大きなお茶碗まで・・!
ご出棺の際にはお茶碗とお湯呑みは叶いませんが
ご希望に応じてお箸をお柩に一緒に納めさせていただく場合もございます。
残ったお茶碗やお湯呑みはそのままお使いいただいてももちろん結構です。
故人様が帰って来ないように・・ということではなく
何よりも「安らかに旅立ってほしい」という気持ちが何よりも大事かと思います。
ご飯は旅路へ向かう際中のお弁当として・・・。
昔の方はいかに故人様への尊敬の思いが強かったかがうかがわれますね!
ご先祖様の気持ちも大切にしていきたいと改めて思いました。