西田葬儀社の浅井です。
こと葬儀という場面で花というのは特別なものでしょう。
花がなければ葬儀はできない。とは言いませんが、自然弔いの気持ちには
花を手向けることが寄り添います。
その内容も時代に合わせるものだと感じます。
もちろん例えば30年前の葬儀としても実体験としてはないのですが。
葬儀で飾る花といえば白い菊。というのが定着しています。
もちろん意味もあり、白は弔いの気持ちを、寂しさの気持ちを表す色とされてきました。
いまもなお、白木の祭壇を式場中央に据え、脇に整然と並べられる菊を準備する葬儀社さんも
あるでしょうし、わが社でも希望あれば準備することが可能です。
ですが、皆無。といってもいいでしょう。今では、古式の習慣に乗っ取らず、
思いを表現することが一般的ではないかなと思います。
施行させていただくご家族に、生花や飾りで感嘆のお言葉をいただけることも少なくありません。
造花は使っていないの?触ってはいけないお花はないの?
こんなに鮮やかな色合いで飾られたのを見たことがない。
10年足らずの業界ですけど、正直、他社さんの苦労が図りかねるものです。
とはいえ、私が、準備するものではなく、全てお花屋さんの苦労と研鑽の賜物であることは
ぜひともお伝えしたいです。