名古屋の葬儀担当者の触れた物語 43

彼女が嫌いなものは勉強です。
いや、その年頃は好きな人などいないとは思いますが、
そこは私の遺伝子。輪をかけて拒絶します。
そんな彼女ですが、こりゃいかんと親に危機感を抱かせ、
塾に放り込まれるのは道理なわけです。で、その塾に行くのが楽しいという時がありました。
先生が褒めてくれるから。英語で。発音が良いとか、色々と嬉しい事を言ってくれるとのこと。

どちらの指導者が優れているか。という話ではありません。
前者のコーチは強豪にしたい。勝たせてあげたい。という気持ちから
随所に厳しさが溢れて、伝え方が悪かっただけかもしれません。
後者の塾の先生。
塾ですからね。穿った言い方をすれば、賃金が発生していますから
来てもらわないといけません。褒めて煽ててやる気にさせて成績を出さなければいけません。

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