子供の一休さんが仏教に対する憧れに満ちていたなら、
大人の一休さんは仏教に対して失望があったのかもしれません。
仏教そのものに失望していたわけではなく、当時の仏教界の現状です。
身分やお金が物を言わせていた当時のお寺の制度は、
お釈迦様の教えから外れた、まさしく末法の世だったのかもしれません。
一休さんはお金や権力を徹底的に排除し、清貧に努め
難しい漢字や専門用語を用いて複雑になっていった仏様の教えを、
一休さんは分かりやすくひらがなや詩歌、漢詩で伝えることをしました。
一休さんのエピソードは江戸時代に編纂されて笑い話が多いですが、
ふざけているように見えて実は仏教や禅の教えの真髄が隠れていることも多いです。
例えば、ものすごく上手なものは、一周回って下手に見えてしまうこともあります。
一周回ったというのが、一休さんにはすごく当てはまるな~と思います。
一休さんを見ていると戒律を越えたところに
仏教を志すものとして絶対に護るべきものがあるような気がします。
そんな一休さんの人生、知りたくなってきたのではないでしょうか…。
それでは、詳しくは動画でどうぞ…!(笑)