名古屋の葬儀担当者の触れた物語33

西田葬儀社の浅井です。

先日お聞きした、八事の名刹で僧侶の方からのお話。

お寺などで法要をするときに、遺影等が鎮座している脇に
三宝(お供えを置く台)をいくつかご覧になったことがあると思います。
当然、果物やお菓子が置かれていることがほとんどですが、
ひとつだけなにも置かれていない三宝がある事があります。

それ、お供えのし忘れでなければ、
お供えが無かったわけではないです。
ではなんなのか?

そこには「時」がお供えされているそうです。
目に見えぬ「時」、時間とも、中二病なら「刻」とも捉えることでしょう。

亡き人を思い、偲ぶ事。
あんな事があった。
こんなところに行った。
こっちはこうで、元気にやっています。とか
なにしろ、その人にまつわることを考えた事を、「時」をお供えするようです。

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