「あんたの事でいきなりしらないお客さんからお礼を言われたよ。
小さい時から思い返しても、考えにくいことさね」
確かに、いつだったか実家の近くにお住まいの喪主様に、そこのカメラ屋実家なんす。
といったのを覚えています。
正直私は、自由奔放に生きてきたので、両親には謝っても謝りきれない事も多く、
自分は感謝と謝罪を抱えて棺に納めてもらうんだろうなと思っています。
もちろんサイレントクレーマーは皆無。とはいえないでしょう。
でも少なくとも、私の実家近くにお住まいのお客様は、おかんにお礼をいただけるくらいには
喜んでいただけたのだと思うと、冥利に尽き、かつ、おかんに胸を張ることができました。
名古屋の葬儀担当者の触れた物語 30