名古屋の葬儀担当者の触れた物語　21

西田葬儀社の浅井です。

我が西田葬儀社葬祭部の面々をつらつらとご紹介するこのコーナー（違いましたっけ？？）
トリはやはりこの人。

私たち葬儀社というのは何を売る商売か？
たまに聞かれます。もちろん祭壇を売るわけではありません（そもそも売ってませんしね）
見積もりにプランを書きますし、お代も頂戴いたしますが、本質的に葬儀屋とは
祭壇屋ではありません。では何屋か？答えは人それぞれですが、
私は「安心」を売っている。と思っています。

目には見えないそれは、確かに必要なものですし、
葬儀という現場で一番求められていると思います。
その安心を誰よりも多く提供し続けてきた男こそが、
我が葬祭部でトップに君臨されています。

おべっかを使うものでもないので肩の力を抜いて表現させていただきますが、
例えば、私がお客様に褒められた時。
若いのに（？）よく勉強されていますね。と頂く言葉は、
その人から学んだ事を反芻しているだけですし、
よくしていただきました。と感謝をされても、その人がこうした方がいい。
ということを実践しただけの結果だったりします。

率直な言い方をすれば、私は、その人の様に人を送れるようになりたい。
私は、その人の様に遺族に頼りにされ、葬儀が終わり10年経っても
名前を憶えていてもらえるようになりたい。
例えば、真夜中に家族が亡くなり、不安と心配の中にいても
その人に任せておけば万事問題なし、と心の底から思ってもらえるようになりたい。

ですので、地縁からかリピーターの葬儀受注が多い弊社。
前回、その人に送っていただいて。という方のお話をいただくのは、
率直に言って非常にやりづらい。なぜなら。
伝えるべき安心はすべて伝わっているので。なぜならその人と同じクオリティーを
自然と要求されるので。嬉しくも、困ったものです。

さて、こんな感じで色々紹介させていただきました。
どんな人が？と不安だったあなた。安心してください。
紹介させていただいた私を含めた担当者は皆、「故人様を自分の家族と思い送ること」
という教えを胸に刻み、今日もお悔やみを申し上げています。