名古屋の葬儀担当者の触れた何某10

西田葬儀社の浅井です。

私は昔から、空想するのが好きで今もそうです。
昔は、違った言い方をすれば妄想と言ってもいいかも知れません。
今は中二病と名前を変えて発症しています。胸を張って言いましょう。我こそは中二病也!

ドラクエのような世界に行ってみたいなと思っていた頃もあったし、
映画やドラマのような事が起こらないかなと、期待していた時期もあったように
思います。

当たり前ですが、ゴムのように腕が伸びることもなく、七つの傷を胸につけられ、
一子相伝の拳法の伝承者になることもないまま今に至ります。

現実は退屈だと、時折人は言います。
幼い頃、学校で、社会で、更に大きくなって。
同じ事の繰り返しというのはそう感じさせるのかもしれません。
ルーチンワークなんて言葉もあるくらいですから。

でも、誰かの葬儀や、故人様の生前の様子を
聞かせていただいたりする時、思う事は
どんな人にも良くも悪くもドラマがあり、ハイライトシーンではなくとも、
何かを忘れない人でした、とか、何かに一途な人でした、と言われる生前は
素晴らしく、そしてうらやましいな、という事です。

繰り返す毎日の中にも変化と幸せを、見つけられる生き方を求めていきたいなと
思います。

藤田和日郎さんという漫画家さんの作品が好きです。
その作品の中でこんなセリフが。

「本当に戦うということは、日々を生きていくことだ。
 退屈と戦うことだ。
 働き、学ぶことだ。
 父さんのように
 母さんのように」


七つの玉を探す必要などなく。今生きている世界は発見や驚きに満ちているはずです。

なんて作品かは、また聞いてください。

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