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遺骨の扱い方と保管方法

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遺骨の扱い方と保管方法①

遺骨の扱い方と保管方法を知ることは、故人を偲び、尊重するために重要です。遺骨をどのように扱い、どのように保管するかは、文化や宗教、個々の価値観によって異なります。
ここでは、一般的な遺骨の扱い方と保管方法について詳しく解説し、それぞれのメリットや注意点を紹介します。

納骨

納骨とは、遺骨を墓地や納骨堂に納めることです。日本では、家族のお墓に遺骨を納めることが一般的です。
また、最近では納骨堂や樹木葬など、多様な埋葬方法も選ばれるようになっています。

納骨の流れ

1.納骨場所の選定:納骨堂や墓地を選びます。家族の墓地に納める場合もありますが、新たに墓地を購入する場合もあります。
2.納骨式の実施:納骨式は、故人の遺骨を納めるための儀式です。宗教的な儀式が行われ、遺族や親しい友人が集まります。
3.墓石の設置:墓地に納骨する場合、墓石を設置します。墓石には、故人の名前や没年月日、家紋などが彫られます。

納骨のメリット

1.恒久的な場所:墓地や納骨堂は、恒久的な場所として遺骨を保管できるため、遺族が故人を偲ぶ場所となります。
2.宗教的な儀式:宗教的な儀式を行うことで、故人の魂の安息を祈ることができます。

注意点

1.費用がかかる:墓地や納骨堂の購入、墓石の設置などには費用がかかります。
2.管理が必要:墓地や納骨堂の管理が必要であり、定期的に掃除やメンテナンスを行う必要があります。

遺骨の扱い方と保管方法②

自宅での遺骨の保管

自宅での遺骨の保管は、遺骨を自宅に安置する方法です。
特に故人との絆が深い場合や、家庭内での祈りを重視する場合に選ばれることがあります。
遺骨は、専用の骨壺に入れて仏壇や専用の祭壇に安置されます。

自宅保管の流れ

1.骨壺の選定:遺骨を保管するための骨壺を選びます。骨壺は陶器製や木製、ガラス製など様々な素材があります。
2.仏壇や祭壇の設置:自宅に仏壇や専用の祭壇を設置し、骨壺を安置します。仏壇には遺影や供花、香炉なども置かれます。
3.日々の供養:仏壇や祭壇で日々の供養を行います。故人の誕生日や命日には特別な供養を行うこともあります。

メリット

1.身近に感じられる:自宅で保管することで、故人を身近に感じることができます。
2.費用が抑えられる:墓地や納骨堂の購入が不要なため、費用を抑えることができます。

注意点

1.保管場所の確保:遺骨を保管するためのスペースを確保する必要があります。
2.宗教的な制約:宗教や文化によっては、自宅での遺骨保管が適さない場合があります。

遺骨の扱い方と保管方法③

散骨

散骨は、遺骨を自然に帰すために、海や山などに撒く方法です。近年、環境に優しい埋葬方法として人気が高まっています。
散骨には海洋散骨や山岳散骨など、様々な種類があります。

散骨の流れ

1.散骨場所の選定:散骨を行う場所を選びます。海や山、庭など、故人が愛した場所や遺族が希望する場所が選ばれます。
2.遺骨の粉末化:遺骨は細かく粉末化され、散骨に適した状態にします。
3.散骨式の実施:遺族や友人が集まり、散骨式を行います。故人を偲びながら、遺骨を自然に帰します。

メリット

1.故人様の遺志を叶える:「自然に還りたい」というご希望の方の遺志を叶えることができます。
2.費用が抑えられる:墓地や納骨堂を購入する必要がないため、費用を抑えることができます。

注意点

1.法的規制:散骨には法的な規制があるため、事前に確認が必要です。
2.参拝場所の確保:散骨後に故人を偲ぶための場所がなくなるため、別途参拝場所を確保する必要があります。

まとめ

遺骨の扱い方と保管方法には、埋葬、自宅での保管、散骨の三つの主要な方法があります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、遺族の状況や故人の希望に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。
適切な遺骨の扱い方と保管方法を選ぶことで、故人を心から偲び、尊重することができるでしょう。

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蜷川 顕太郎

蜷川 顕太郎

最後の刻も故人様らしく迎えられるように全身全霊を尽くします。

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