身内の方がご逝去を迎えた時、葬儀について何の準備もしていないと、何をどのように進めるべきか分からず。葬儀社の言われるがままに任せて葬儀を行ってしまう可能性があります。そのため、満足行くお葬式ができないことも起こりえます。
後悔のないお葬式にするためには、葬儀社への事前相談は不可欠です。さらに、生前見積もりを作っておくことで、費用に関する不安も大きく軽減されます。
この記事では、葬儀の事前準備で聞くべきポイントや、生前見積もりのメリットについて、喪主が知っておくべきことについて解説していきます。
事前相談で聞くべきポイント
事前相談をする時に、葬儀社のどんなことを聞けばよいのでしょうか。
葬儀のスタイル
葬儀の事前相談で、まずはじめに考えたいのは、葬儀をどのようなスタイルで行うかです。多くの葬儀社は、スタイル別に葬儀プランを組んでいるからです。自分たちがどれくらいの規模の葬儀を希望しているのか、どんな内容にしたいのかなどを見つめ直す機会にもなります。
葬儀のスタイルは以下のように分類されます。
家族葬
家族や親族だけの少人数で行う葬儀スタイルのことで、現代のお葬式のスタンダードの形です。ひとことに家族葬と言っても、ごく少数の数名だけの家族葬もあれば、故人の兄弟姉妹や甥や姪などが集まる数十名の家族葬も少なくありません。
一日葬
家族葬をよりタイトにした葬儀スタイルです。通常、お葬式は通夜と葬儀を2日に分けて行いますが、参列者がいないため、通夜を省略することから始まりました。負担の軽減と費用の節約というメリットがあります。
無宗教葬
僧侶や宮司や神父などの宗教者による儀礼を行わない葬儀スタイルです。宗教者がいない代わりに家族や友人による弔辞、焼香に代えて献花などが行われます。音楽の演奏を中心とした「音楽葬」や、フリースタイルにお別れの場を設ける「自由葬」なども、無宗教葬に含まれます。
一般葬
家族葬が主流となる前に行われていた従来型の葬儀スタイルです。通夜と葬儀の2日間の日程で、家族や親族だけでなく友人、知人、会社関係、近所の方々などに参列してもらい、僧侶に読経を頂く葬儀スタイルです。いまでも、多くの方に見送ってほしいなどの希望を持っていたり、交友関係の広い人の場合、一般葬が行われます。
直葬(火葬式)
通夜や葬儀などのセレモニーを執り行わずに、火葬だけを行う葬儀スタイルです。火葬の立ち合いだけなのでわずか数時間で済み、費用も他の葬儀スタイルに比べると大幅に軽減できるのが特徴です。
葬儀の流れ
お葬式全体の流れを知らないと、いつどこで何をしなければならないかが頭に入らないため、心理的に余裕のない中で葬儀に向き合わなければなりません。事前相談で、予め葬儀社スタッフから説明を受けることで、全体の流れを掴むことができます。
また、それぞれの局面で喪主がしなければならないことを事前に教えてもらえるので、余裕を持って葬儀の準備をしておけます。
参考までに、葬儀の流れと喪主がすべきことは次の通りです。
葬儀の流れ | 内容 | 喪主がすべきこと |
---|---|---|
ご逝去・お迎え | 葬儀社に連絡してご逝去の場所まで迎えに来てもらいます |
・死亡届の受け取り ・病院への支払い ・退院の手続き ・葬儀社の手配 ・遺族や親族への連絡 ・菩提寺に連絡 |
ご安置 | 故人をご安置場所に搬送します |
・安置場所の決定 ・自宅の場合、掃除や枕飾りの設置 |
打合せ | 葬儀社との打合せで葬儀の詳細を決めていきます |
・喪主の決定 ・葬儀日程と場所の決定 ・葬儀スタイルとプランの決定 ・見積もりと契約 |
連絡 | 関係各所に連絡します |
・親族に連絡 ・参列してほしい人に連絡 ・会社や学校への忌引きの申請 |
準備 | 葬儀に必要なものを準備します |
・遺影写真 ・認め印(死亡届のため) ・供花や供物のとりまとめ ・喪服や数珠 ・親族の宿泊先の手配 |
通夜 | 通夜式に臨みます |
・寺院への挨拶 ・遺族代表挨拶 ・御布施の用意と手渡し ・宿泊の場合はその準備 |
葬儀・告別式 | 葬儀・告別式に臨みます |
・遺族代表挨拶 ・弔辞者への御礼 |
出棺・火葬 | 火葬場にて火葬をします |
・精進落としの手配 ・遺骨と埋火葬許可証の受け取り |
初七日法要 精進落とし |
式場に戻り、初七日法要を営み、精進落としを囲みます |
・遺族代表挨拶 ・献杯の発声 |
葬儀の費用
事前相談を受けておくことで、葬儀費用の面で多くのメリットがもたらされます。実際に、事前相談を実施した人の方が葬儀費用を安く抑えられるという調査結果が出ているほどです。
事前相談で葬儀プランを決め、大体の参列者数や希望の内容を伝えておくことで、生前見積もりを作成してくれます。生前見積もりを作っておくことのメリットを、次章で詳しく解説していきます。
生前見積もりを作るメリット
元気なうちに葬儀費用の見積もりをとっておくことで、喪主や遺族に次のようなメリットがもたらされます。
複数の葬儀社と比較検討できる
まだまだ本人が元気なうちであれば、一社からだけではなく、複数の業者から見積もりをとって比較検討ができます。いわゆる「相見積もり」をとることで、最も安い業者が分かるだけでなく、地域における葬儀費用の相場を割り出すことができます。
また、生前見積もりを作る際に、葬儀社スタッフとさまざまなやり取りを交わすこととなり、この葬儀社が本当に信頼できそうかどうかを見極める機会にもなるでしょう。
ただ費用だけを比較するのではなく、見積書やスタッフの説明の分かりやすさ、葬儀社としての実績の豊富さなど、生前見積もりを通じて総合的に葬儀社を比較してみましょう。
予算計画を立てやすい
総費用の概算が算出されることで、予算計画を立てやすくなります。
「お葬式のためにお金を貯めておかなくちゃ」と考えはするものの、結局いくらの費用がかかるかが分からないことには、適切な金額を貯めることができません。
葬儀費用の確保の方法は、自身で貯金をするだけでなく、葬儀保険の加入や葬儀信託の利用などがあります。これらを有効活用するためにも、予め葬儀の希望を伝えた上で、総費用の概算を計算してもらいましょう。
納得して入会すると会員特典が受けられる
事前相談や生前見積もりの段階で信頼できそうな葬儀社が決まったならば、早めに契約、あるいは会員制度に入会しておくことをおすすめします。
いざ葬儀が発生した時に、喪主側もどの葬儀社に連絡すべきかと悩むことがありませんし、葬儀社側も喪主の希望を事前に把握しているので、スムーズに葬儀を進められるからです。
さらに、会員制度に入会しておくと、お得な会員特典が受けられるというメリットもあります。
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いざという時にあわただしい想いをしなくて済む、予算計画が立てやすく早めに費用の確保に努められるなど、事前相談や生前見積もりがたくさんのメリットをもたらせてくれることがお分かりいただけたかと思います。
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