葬儀社スタッフが教える、宗派別の焼香作法【臨済宗】

宗派によって異なる焼香作法。
今回は禅宗の一つ、臨済宗の作法を解説いたします。

動画でチェック！臨済宗の焼香作法

故人様のご冥福を『一心』に祈る

同じ禅宗である曹洞宗の焼香回数は2回ですが、臨済宗は1回です。
右手の浄指じょうしと呼ばれる親指・人差し指・中指の3本でお香をつまみ、一度だけ炭にくべます。
臨済宗の焼香回数が1回である理由は『故人様のご冥福を"一心"に祈る』の"一"から来ていると言われています。
額に掲げ上げる所作については決まりがないため、念じる際の自然な動作として掲げ上げても良いですし、参列者が多い場合には省略してそのままくべても構いません。
いずれの場合でも焼香が終わり、煙が立ち上ってから合掌します。

宗派がいっぱい！

ちなみに臨済宗は宗派が多く、14派ありますが(妙心寺派、建仁寺派など)、この14派のどれでも基本的にこの焼香作法で問題ありません。

数珠の持ち方

数珠の持ち方は左手の親指と人差し指の間に掛けるようにします。
108個の珠がある長い数珠の時は二重にして持ちましょう。
合掌の際は右手を数珠に通さず、両手で挟むようにして合掌します。

まとめ

臨済宗の焼香作法をまとめます。

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