式前の作法・マナー

【写真でわかる!】どんな色や形ならOK? 数珠の選び方

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実は数珠にも用途や種類が異なるものがあること、ご存知でしたか?
今回は数珠の選び方にて解説します。

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数珠の珠は煩悩の数と同じ

数珠の珠には決まりがあり、煩悩の数の108にちなんで108個、その半分の54個、また半分の27個などで構成されています。
いずれの数珠であっても、左手に持ちます。

数珠の種類

数珠は大きく分けて3種類あります。
基本的に①の一連の数珠は男性、②の二連の数珠は女性がお持ちになっていることが多いです。

①八宗用と呼ばれる一連の数珠

②どの宗派でも使える一般的な二連の数珠

③その宗派独自の作りになっている数珠

種類の違う数珠を持っている時は?

お葬式に参列する際、①と②はそのまま持って行っても特に問題はありません。
ただし③の場合、悩まれる方がいらっしゃるかもしれません。
これから向かうお葬式と自分の持っている数珠の宗派が違う場合、相手方の宗派でないといけないのか、自分の宗派の数珠を持っていってよいのか……。
その答えは自分の宗派の数珠を持っていって構わないです。

ちなみに焼香方法も宗派によって作法が変わりますが、こちらも自分自身の宗派に則った作法で行えばよく、そのお葬式の宗派の形式に合わせる必要はありません。
信仰している宗派がない場合は合わせることがありますが、信仰している宗派がある場合はそちらを尊重して構わないのです。
(ただし気遣いで相手方の宗派の作法で行うこともあります)

数珠の色について

本来は色についての決まりはありませんが、名古屋を含む東海地方では紫や緑などの色がつくものは法事のときに用いるという習慣があります。
こちらは習慣であり、決まりではありませんので、わざわざ買い直す必要はありません。
ただしこれから購入する場合には気に留めておいてもいいかもしれません。

まとめ

数珠の選び方まとめます。

①八宗用(一連)・二連の数珠なら特に問題なし。宗派独自の数珠でも、相手方の宗派に関係なく持っていけます。
②色の決まりはなし。ただし東海地方では紫や緑などの色付きは法事のときに用いられることがあります。

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蜷川 顕太郎

蜷川 顕太郎

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