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小さい頃は神様がいて… ~葬儀社社員日記~

皆様こんにちは。西田葬儀社の蜷川です。
今日の話はユーミンの名曲の「やさしさに包まれたなら」です。
昨年の紅白歌合戦で、松任谷由実さんがこの曲を披露しました。
映画「魔女の宅急便」のテーマソングになっています。
僕は幼少期に魔女の宅急便は毎日繰り返し延々と見ていたので、シーンなどすべて分かるレベルですが、
この曲と映画の話のリンクがとても好きです。
曲の歌い出しは「小さい頃は神様がいて、不思議に夢をかなえてくれた」で始まります。
魔女の宅急便の主人公のキキも、小さい頃から魔法で空を飛ぶことができ、
その特技を活かして宅急便を始めます。
空を自由自在に飛べたキキでしたが、あるとき急に魔法が使えなくなります。
魔法だけでなく、相棒のジジの言葉も分からなくなってしまいました。
小さい頃から当たり前のように空を飛び、当たり前のように猫と話していたキキですが
そのときはいくら練習しても全然飛べず、ジジの言葉も「ニャー」としか聞こえません。
急に魔法が使えなくなった理由は諸説ありますが、僕は直前の出来事が原因だと思います。
キキはボーイフレンドのトンボと楽しくデートをしている途中に、
トンボの友達の集団が通りかかり、飛行船を見に行こうと提案します。
トンボは飛行船に興味深々で、関心が一気にそちらに向いてしまいます。
キキも一緒に飛行船を見に行こうと言われますが、キキは怒ってその場を去ってしまいました。
その時のキキの表情は今までに見たこともないもので、嫉妬…やきもち…いろんな感情があったことと思います。
その後もトンボを拒絶し、とうとう会わなくなってしまいました。

しかしその後、トンボにピンチが訪れます。
今までの嫉妬や拒絶を忘れ、心はトンボを助けたい一色になり、
今まで飛べなかったのに、なんとか空を飛ぶことに成功します。
これをきっかけに無事にトンボと仲直りし、昔のように自由自在に飛べるようになりました。

負の感情に支配され、自分の本当の気持ちに素直になれない状態は、
自分自身とは言えない、自分なのかもしれません。
小さい頃のように好きなものに純粋になれれば、まるで魔法がつかえるように
その人らしく楽しく、力を発揮できるのかもしれません。

  • この記事を書いた人
蜷川 顕太郎

蜷川 顕太郎

最後の刻も故人様らしく迎えられるように全身全霊を尽くします。

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