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名古屋の葬儀担当者の触れた物語 26

西田葬儀社の浅井です。

あれから10年。このブログがアップされる頃には二週間ほど経過しているわけですが
震災に見舞われた方に深くご冥福をお祈り申し上げたいと思います。。

今なお、1200名以上の方が、ご家族のもとに帰られぬままでいることを思うと
送る仕事をしている者として心が痛みます。

当時、私は遠く名古屋にいたわけで、多少の揺れは感じても
津波に襲われることもなく、今を無事に迎えられるわけです。

こんな時、もちろん現地の方々は望んでいるわけではありませんが、
想像することだけは止めてはいけないな。と思います。

人は二度死ぬといわれます。生命活動の停止としての死。
そして、人に忘れられた時、記憶からいなくなった時に自分以外の人の中での死。

想像力や危機感の欠如とは言い換えれば冷たさです。
辛かったろうな。と苦しみに思いを馳せる事に意味はあると思います。
今いる周りの人にくらい優しくなれるように。
生きていてくれて、傍にいてくれてありがとうと思えるように。

私が生きる今日は、もっと生きたかった東北の方々の一日だと思い、3月11日を過ごします。

  • この記事を書いた人
浅井 真人

浅井 真人

一番大切な人とのお別れを、自信をもって満足していただくお手伝いさせて頂きます。

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